車はリースと購入どちらが得か?それぞれの特徴や費用から比較!

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車は本体価格が非常に高額なので、自分の車を持ちたいと思ったときには車の購入方法についても考えることになると思います。

手持ち資金に余裕があれば現金一括での購入を、そうでない場合はローンを組んでの購入を検討する、という様になるのが一般的ですが、これらに加え月々定額の料金で自分の車として利用できるカーリースという選択肢もあります。
近年カーリースを取り扱う会社が増えてきており、月々定額の料金というしくみからカーリースを「車のサブスク」と称して展開している企業もありますが、サービスの詳細は知られていないことも多く、カーリースと現金一括購入は結局どちらが得なのかという疑問を抱く方もおられるのではないかと思います。

サービスや商品を比較しどちらが得なのかを見るとき、支払金額の大小が最も明確な基準ですが、車は購入価格が非常に高額なうえ購入後にも維持費用が発生するため、それらの要素も考慮する必要があります。
カーリースと現金一括での購入はどちらが得であるかを比べる際には、合計支払金額に加え双方が持つ特徴を理解したうえで、自分にとってお得なのはどちらの方法なのかを見極めることが大事です。

1.車を持つにあたって発生する費用

車にかかる費用は購入時に発生する費用のみならず、その車を持ち続けるうえでの定期的な維持費用もあり、カーリースと現金一括購入のどちらが得なのかを解説するにあたり、これら2つの費用について理解する必要があります。
まずは、それぞれの費用にはどういったものがあるかを解説します。

車の購入時にかかる費用

車の購入時にかかる費用は、車両本体価格はもちろんオプション装備の代金もあり、加えて車の登録に必要な法定費用や各種手数料も発生しますので、多額の費用が必要となります。
それらの費用はどういったものになるのでしょうか。

車両本体価格・オプション代金

購入する人の希望によりますが、車両本体だけでオプション類は何もいらないということは少なく、一般的にはオプションの追加が必要となることが多いのではないかと思います。
具体的には、カーナビやETC車載器、後退時に使うバックカメラといった車の運転に必要となってくる装備や、安全運転を支援する装備、ご自身の好きな見た目にするための装備などがあり、これらを加えると車の購入価格がトータルで百万円台~一千万円台弱のかなりまとまった金額になります。

法定費用・各種手数料

車が公道を走るにあたって必要となる所定の車両登録や、納車の準備にかかる費用です。
具体的には以下の費用が該当します。

●自動車税・軽自動車税(環境性能割)
・車の購入により所有権を取得した際に課される税金。車の環境負荷に応じ税率が設定されている。
・電気自動車や燃料電池自動車などの一定の燃費基準を満たした車は非課税となる一方、燃費基準を達成していない車は、取得価額の最大3%の税金を納める必要がある。

●自動車重量税
・自動車の重量に応じ決まった金額で課税される税金。軽自動車は重量に関わらず一律の金額。
・購入時と車検時に車検証の有効期間分をまとめて納めることとなっており、例えば自家用乗用車の場合、新車登録時の車検有効期間である3年分をまとめて納める。

●自賠責保険料
・交通事故による被害者の救済を目的とし、自動車損害賠償保障法に基づきすべての自動車の所有者に加入義務が課されている強制保険の保険料。
・自動車重量税と同様、購入時と車検時に車検証の有効期間分をまとめて支払う。

●リサイクル料金
役目を終えた自動車を解体する際に、適切に処理するために必要な費用。

●登録・納車時諸費用
ナンバー登録時にかかる手数料や納車費用など。主に発生する費用は以下のとおり。
登録料/納車費用/車庫証明費用/検査登録手続き費用/希望ナンバープレート代 など

●自動車保険(任意保険)料
・万が一の事故への備えとして、自賠責保険を補う目的で任意で加入する自動車保険(任意保険)の保険。
・自動車保険は1年ごとに更新され、初めに1年分の保険料を支払うのが一般的。

車の維持にかかる費用

上記で述べた様に車を購入するときはさまざまな費用が発生し、合計すると多額の費用が必要となります。
しかし、購入した後に車を持ち続けている間も各種税金や定期的なメンテナンス費用などの維持費用も発生します。
ある程度決まった金額で定期的に発生する各種税金といった固定費用や、車の状態や使い方などによって金額や発生するタイミングが異なるメンテナンス費用などの流動費用がありますが、主に前者について具体的に述べていきます。

自動車税・軽自動車税(種別割)

・毎年4月1日時点での車の所有者に対して課される税金。5月頃に届く納税通知書を基に納税する。
・普通自動車の場合は車の排気量に応じて税額が決まるが、軽自動車は排気量にかかわらず一律。
・新車の新規登録から一定期間経過した古い車は重課の対象となる。

自動車重量税

・車の購入時にかかる費用で述べたとおり、車検の時に車検証の有効期間分をまとめて支払う。
・例えば自家用乗用車の場合、新車購入から3年後の初回車検の時、並びに以降2年ごとに訪れる継続車検の時に、2年分の自動車重量税をまとめて納める。

自賠責保険料

重量税と同様、自賠責保険も車を所有している間は車検の度に負担が発生する。

その他の維持費用

上記で述べたような概ね決まったサイクル・金額で支払いが発生する「固定費用」の他に発生する、任意保険の保険料や車検費用、故障したときの整備費用など、流動的な費用。

2.車を持つ方法としてのカーリースの特徴

次に、本記事で比較する車の持ち方の1つであるカーリースについて、しくみやメリット、デメリットを解説します。

カーリースのしくみ

カーリースのしくみ

カーリース(マイカーリース)とは、乗りたい車と期間を契約者が始めに選択し、それに応じた月々定額のリース料を払うことで自分の車として使用することができるサービスのことです。

契約者の乗りたい車をリース会社が代わりに購入し、契約者は始めに決めた契約期間に応じた月々定額のリース料を支払うことで自分の車として使うことができる、というしくみになっています。
車はリース会社が購入しており、リース会社の所有となりますので、契約が満了したら車はリース会社へ返却する必要があります。

月々定額のリース料には、車の購入時にかかる費用は全て含まれており、車の維持にかかる費用についても概ね決まったサイクル・金額で支払いが発生する「固定費用」が全て含まれます。
なお車両本体価格については、残存価格(契約期間に応じその満了時に残っていると想定される車の市場価値)を差引いた分の金額のみが含まれています。

こうしたしくみから、カーリースを「車のサブスク」と称してサービス展開している会社もあります。

カーリースのメリット

車を持つにあたってのまとまった費用の負担や面倒な手続きが必要なくなる、という大きなメリットがカーリースにはあります。
そうした車の購入や維持に関するメリットは以下のとおりとなっています。

高額な初期費用は不要

車の購入には高額な初期費用がかかりますが、カーリースの場合はそれらが全て月々定額のリース料に含まれますので、高額な初期費用を用意することなく気軽に車を手に入れることが可能となります。
また、車両本体価格は契約満了時の残存価格を差引いた分のみを含んでいるため、乗りたい期間の分だけ車両本体価格を支払えばよいというメリットもあります。

車の維持費の捻出や支払い手続きも不要

月々定額のリース料には、契約期間中に必ず発生する車の維持に必要な固定費用も含まれています。
車を持ち続けるにあたり発生するこうした費用の捻出や支払い手続きといった面倒なことを考える必要がなくなるという気軽さもメリットの1つとなります。
■上記以外にもあるメリットをはじめ、カーリースについての幅広い解説記事はこちら
カーリースとは? 特徴やメリット・デメリットなどを詳しく解説

カーリースのデメリット

車を持つにあたっての費用負担を軽減できるという大きなメリットがある一方で、月々の支払いとなることや車がリース会社のものになることから、現金一括購入と比べ以下の様なデメリットもあります。

総支払額が高くなる傾向にある

カーリースには、月々定額の支払いとなるが故にリース会社の収益となる手数料も含まれています。
車の購入時にかかる全ての費用と維持にかかる固定費用がカーリースに含まれており、これらを月々定額のリース料で回収することになり、それに加え維持にかかる固定費用の管理や支払い手続きを行う必要があるため、その分の手数料としてリース契約に含んでいる形となります。
そのため、現金一括購入と比べ総支払金額が高くなる傾向にあるのです。

走行距離に制限がある

契約満了後に返却される車の残価をある程度担保するために、カーリースには走行距離の制限が存在し、主に月間あるいは年間の単位での走行距離制限が設定されています。
契約が満了し車をリース会社へ返却する時点での走行距離に対し、「走行距離制限×契約期間」を超えているかどうかをリース会社が確認しますが、もし超えていた場合はリース会社から請求される超過料金を支払わなければなりません

契約途中での解約や契約内容の変更はできない

リース会社は、契約者の希望内容に基づいて車を購入し、契約月数に基づいてコストや利益を計算し車を貸し出しますので、カーリースの中途解約や契約内容の変更は認められていません
万が一止むを得ない事情により途中で解約する必要が出た場合は、残りの期間のリース料総額をベースとした解約金を一括で支払わなければなりません。

契約満了時に残価精算が発生することがある

カーリースの契約には「オープンエンド」と「クローズドエンド」という2種類の方式があり、オープンエンドの場合は契約満了後に車をリース会社へ返却した際に残価精算が行われ、車両返却時点での車の市場価値が残存価格を下回った場合に契約者はその差額を精算金として支払わなければなりません

オープンエンドとクローズドエンドの各契約方式については下記のとおりです。

オープンエンド
・契約満了の際、車両返却時点での車の市場価値と契約時に設定した残価とで精算を行う。
・車両返却時点での車の市場価値が残価を下回る場合、差額を精算金としてリース会社に支払う。
・残価を高くすると月々のリース料を安くできる反面、残価精算時の精算金も高くなる。

クローズドエンド
・契約時に残価は設定するものの、返却時の残価精算を行わない契約方式。
・オープンエンドと比べ月々のリース料が高くなる傾向はあるが、残価精算のリスクがない。

契約満了時は車を元の状態に戻して返却しないといけない

リース契約が満了した後は、車をもとの状態に戻した上で返却する必要があります(原状回復)。
これをせずに車を返却した場合は原状回復の費用をリース会社から請求され、支払わなければならなくなることがあります。
例えばドレスアップやカスタマイズなどにより車体や内装に穴を空け、元の状態に戻すことができなくなってしまった場合や、交通事故により車を破損してしまった場合は、原状回復の費用を請求される可能性が極めて高い例と言えます。

契約が満了しても車が自分のものにならない

カーリース契約の車はリース会社のものであるため、毎月しっかりとリース料を支払っていたとしても契約満了時は車をリース会社へ返却しなければなりません
せっかく頑張ってリース料の支払いを続けても、借り物であるとはいえ使っているうちに愛着が湧いてきたとしても、ローンの様に車が自分のものとなることはありません。
■他にもあるカーリースのデメリットについての解説記事はこちら
「カーリースは本当にデメリットだらけ?」後悔しないカーリースの選び方とは

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3.現金一括で車を購入するメリット・デメリット

車を持つ方法としてのカーリースの特徴について述べましたが、これを踏まえ改めて現金一括で車を購入することのメリットやデメリットについて解説します。

現金一括で車を購入するメリット

車を持つにあたっての支払い総額は安くなる

カーリースの場合はリース会社の収益になる「手数料」が含まれていますが、現金一括で購入する場合には発生しません。
そのため、支払い総額で考えると現金一括で購入した方が安くなります。

自分のライフスタイルに合わせて車を自由に使うことができる

カーリースの場合は自分の車として使うことができるものの、車はリース会社の持ち物であるため、走行距離や満了後の原状回復などに気を遣いながら車に乗る必要があります。
しかし、現金一括で購入した車は自分の持ち物として完全に自由な使い方やカスタマイズができ、好きなタイミングでの乗り換えもできます。

購入のデメリット

どうしても多額の初期費用がかかる

既にお分かりかもしれませんが、現金一括購入の場合には高額な車両本体価格やオプション装備の代金をはじめ、車の登録・納車に必要な法定費用や各種手数料も含めた金額を始めに支払う必要があります。
車種にもよりますが、百万円~千万円の単位の多額な出費となります。

車の維持にかかる固定費用の捻出や支払い手続きが必要となる

車を所有し続ける際の固定費用として、年に1度必ず自動車税(種別割)あるいは軽自動車税(種別割)が発生し、他にも車検の度に自動車重量税や自賠責保険料が発生します。
現金一括で車を購入した場合、これらの費用捻出や支払い手続きを全て自身で行う必要があります。

4.カーリースと現金一括購入の費用発生シミュレーション

車を持つにあたって発生する費用や車を持つ方法としてのカーリースと現金一括購入の特徴について解説しましたが、その内容をみると支払総額では現金一括購入の方がお得である一方、カーリースは月々定額のリース料を支払うことで費用捻出を考えなくて良いという点がお得であるといえます。

では、同じ車を同じ期間持つとして、カーリースと現金一括購入で支払総額や費用発生のタイミングはどのように変わるのでしょうか。
2023年に全車種の中でもっとも売れたホンダ N-BOXのベースグレード 2WD車を例に、カーリースと現金一括購入で乗り続けた場合のシミュレーションを5年間と9年間で算出しました。

なお、最後に車検を更新せずに車を手放すことを前提としていますので、継続車検の回数は5年間乗る場合は1回(新車登録から3年後のみ)、9年間乗る場合は3回(新車登録から3年後並びに以降2年ごと)としており、維持費用のうち重量税と自賠責保険料の発生回数もこれに準じます。

※販売店諸費用はメーカーHPのセルフ見積より抜粋。
※カーリースのシミュレーションは、オリックスカーリースの5年契約「いまのりくん」と9年契約「いまのりナイン」の見積を使用。
※維持費用は「自動車税」「重量税」「自賠責保険」の固定費用のみとし、車検費用やメンテナンス費用などの流動費用は除外。
※オプション装備なし。

5年乗る場合

支払い費用の総額

現金一括で購入する場合の購入費用と5年間固定で発生する維持費用、並びにそれらを基に算出したオリックスカーリース「いまのりくん」のリース料は以下のとおりとなります。
カーリースは5年契約なので残存価格を差し引いていますが、支払総額は現金一括購入の方が20万5,860円安くなりました。
現金一括購入
① 購入費用 175万7,000円
└車両本体価格・オプション代金 164万8,900円
└自動車重量税 5,600円
└自動車税_環境性能割 1万3,400円
└自賠責保険料 2万4,190円
└販売店諸費用 6万5,090円
② 維持費用 7万6,540円
└自動車税_種別割(5年分) 5万4,000円 年額:1万0,800円
└自動車重量税 5,000円
└自賠責保険料 1万7,540円
③総額(①+②) 183万3,540円
オリックスカーリース「いまのりくん」
リース料総額 203万9,400円
└月額リース料 3万3,990円 年額:40万7,880円

支払い費用の発生タイミング

次に、現金一括購入とカーリースそれぞれの費用発生タイミングについて、1年ごとにシミュレーションした結果は以下のとおりです。
現金一括購入 カーリース(年額)
176万7,800円 1年目 40万7,880円
1万0,800円 2年目 40万7,880円
1万0,800円 3年目 40万7,880円
3万3,340円 4年目 40万7,880円
1万0,800円 5年目 40万7,880円
183万3,540円 合計 203万9,400円

9年乗る場合

支払い費用の総額

現金一括で購入する場合の購入費用と9年間固定で発生する維持費用、並びにそれらを基に算出したオリックスカーリース「いまのりナイン」のリース料は以下のとおりとなります。
カーリースは9年契約なので残存価格が0円となるため、支払総額は現金一括購入の方がカーリースと比べ56万1,100円安くなりました。
現金一括購入
① 購入費用 175万7,000円
└車両本体価格・オプション代金 164万8,900円
└自動車重量税 5,600円
└自動車税_環境性能割 1万3,400円
└自賠責保険料 2万4,190円
└販売店諸費用 6万5,090円
② 維持費用 16万4,820円
└自動車税_種別割(9年分) 9万7,200円 年額:1万0,800円
└自動車重量税 1万5,000円
└自賠責保険料 5万2,620円
③総額(①+②) 192万1,820円
オリックスカーリース「いまのりくん」
リース料総額 248万2,920円
└月額リース料 2万2,990円 年額:27万5,880円

支払い費用の発生タイミング

次に、現金一括購入とカーリースそれぞれの費用発生タイミングについて、1年ごとにシミュレーションした結果は以下のとおりです。
現金一括購入 カーリース(年額)
176万7,800円 1年目 27万5,880円
1万0,800円 2年目 27万5,880円
1万0,800円 3年目 27万5,880円
3万3,340円 4年目 27万5,880円
1万0,800円 5年目 27万5,880円
3万3,340円 6年目 27万5,880円
1万0,800円 7年目 27万5,880円
3万3,340円 8年目 27万5,880円
1万0,800円 9年目 27万5,880円
192万1,820円 合計 248万2,920円

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5.カーリースと現金一括購入のどちらが得なのか

カーリースと現金一括購入とのシミュレーション結果をまとめると以下のようになり、どちらか一方が得でもう一方が損という判断ではなく、その損得は選ぶ人それぞれの状況によって変わります。

カーリース:現金一括購入と比べ支払総額は多いが、月々定額のリース料を支払うだけで済む
現金一括購入:カーリースと比べ支払総額は少ないが、まとまった費用の捻出や支払いが必要

カーリースと現金一括購入それぞれについて、おすすめの人がどんな人なのかを解説します。

カーリースの方がお得な人

カーリースは、現金一括購入と比べ支払総額は多いものの月々定額のリース料を支払うだけで済むため、以下のような人には現金一括購入よりもカーリースの方がお得であるといえます。

初期費用を抑えたい人

車の購入時にはトータルで百万円台~一千万円台弱というかなり高額な費用の支払いが必要になります。
そのため、まとまった費用の用意が難しいという人や、手持ち資金はあっても今後のライフステージの変化などを考えると簡単には切り崩したくないという人にとっては、現金一括購入よりもカーリースがお得です。
現金一括購入よりも支払総額が高くはなるものの、百万円台~一千万円台弱の金額を一括で支払うことなく車を持つことができるというのは現金一括購入にはない大きな得となります。

車の維持に関する固定費用の捻出が面倒だと感じる人

車を手に入れた後も、車の維持に必要な税金などの固定費用が定期的に発生します。
こうした費用が発生する度に必要となる費用の捻出が面倒だと感じる人にも、現金一括購入よりカーリースの方がお得といえます。

現金一括で購入した車の場合、車の維持に必要な固定費用が都度発生し費用を捻出する必要がありますが、カーリースの場合はこうした費用はリース契約に含んでおり、月々定額のリース料で支払いをいただいているため、支払いに頭を悩ませる必要はありません。
また、毎年5月頃に届く納税通知書を基に支払いが必要となる自動車税も固定費用にあたりますが、カーリースの場合はこの請求もリース会社宛に届き、リース会社が支払いを行いますので安心です。

また、固定費用の面倒ごとを無くすことができるため、突発的な出費による家計の圧迫を避け、家計の管理が断然行いやすくなります。こうした点も現金一括購入にはないお得な部分です。

数年ごとに車を乗り替えたい人

「ライフステージの変化に合わせて車を乗り替えたい」「常に最新の車に乗っていたいので、数年ごとに乗り替えたい」と考える人も、現金一括購入よりカーリースがお得です。

もちろん現金一括購入で手に入れた車でも乗り換えはできますが、車を手放す手間や新しい車の方でのまとまった費用が乗り換えの都度発生してしまいます。
しかしカーリースであれば、契約期間満了後に車を乗り換えたい時は今の車をリース会社へ返却するだけなので手間はかからず、乗り換える車もカーリースにすればまとまった費用もかかりません。

例えば、お子様のご誕生を機に車を持つときなどは、お子様のご成長や第二子のご誕生などのライフステージの変化に合わせ車の乗り換えができるカーリースはお得ですし、そういったケースの他にも敢えて短い年数でのカーリースを繰り返し短いサイクルで色々な車に乗るということも可能になります。
■カーリースはどんな人に向いている?詳しい解説記事はこちら
カーリースに向いている人ってどんな人? おすすめのケースを解説!

現金一括購入の方がお得な人

現金一括購入の場合、購入時や都度発生するまとまった費用の捻出や支払いが必要となりますが、カーリースと比べ支払総額が安く済みます。
加えて、カーリースの場合は車がリース会社のものとなりますので、以下のような人には現金一括購入よりもカーリースがお得といえます。

手持ち資金に余裕がある人

車を現金一括購入するだけの手持ち資金の余裕がある人は、合計支払額を抑えることができるため費用面で大きな得があります。
固定で発生する維持費用の捻出も必要とはなりますが、そのためにカーリースを選ぶことで支払い総額を増やすよりは現金一括で購入する方が出費を少しでも抑えることができる、という考え方ができます。

自分の車として所有したい人

これはお得というよりは絶対的なメリットになってきますが、自分の車として所有したい人は現金一括で購入をするべきでしょう。
リース会社の車を借りて使用するしくみであるカーリースでは、契約満了後は車をリース会社へ返却しなくてはなりませんので、あくまでも自分の車として所有したい場合はカーリースのしくみ自体が適さないということになります。

車を自分の好きなように使いたい人

これも現金一括購入の絶対的なメリットになりますが、車を自分の好きなように使いたい人も現金一括で購入すべきでしょう。
カーリースでは車をリース会社へ返却する際に必ず車の原状回復をする必要があり、原状回復が困難になることも発生し得るドレスアップやカスタマイズは慎重にならざるを得ません。
また、走行距離の基準が設けられていることからも自分の好きなように車を使うことができません。
その点、現金一括購入で手に入れた車は完全に自分のものになるため、その使い方やドレスアップ、カスタマイズも自由に行う事ができます。
■ではカーリースはやめといたほうが良いの?詳しい解説記事はこちら
「カーリースはやめとけ」はなぜ? デメリットの回避策も教えます

6.現金一括購入の様にお得に車に乗れるカーリース

上記のとおり、カーリースは「初期費用を抑えたい」「車の維持に関する固定費用の捻出が面倒」「数年ごとに車を乗り替えたい」という人にとってはお得であるということができます。
しかし、「現金一括購入の方がお得な人」でも述べたように、カーリースの場合は車がリース会社のものとなっているため、「自分の車として所有したい」「車を自分の好きなように使いたい」というご要望をかなえることができません。
最終的に車はリース会社へ返却しないといけないため、カーリースの方がお得だというケースに当てはまったとしてもなかなかカーリースを選びづらいのではないかと思います。

そこでおすすめなのが、1984年からサービスを提供し続ける「マイカーリースのパイオニア」オリックスカーリースのリースプランです。

オリックスカーリースでは、お客様からいただくさまざまなお声を生かし、以下2点の特徴的なメリットを持つプランを提供しています。

リース満了後にそのまま車をもらえる

オリックスカーリースでは、リース契約の満了後にそのまま車をもらうことを可能としております(※1)。
月々定額のリース料を最後まで払い終えれば自分の車として所有し、好きなように車を使うことができますので、カーリースでありながら、現金一括購入と同じように車に乗ることができるのです。

(※1)5年契約の「いまのりくん」を除きます。

リース契約期間の途中で解約が可能

通常カーリースは契約途中での解約や契約内容の変更はできませんが、オリックスカーリースではリース契約が始まってから一定の年数が経過したら「いつでも」「解約金なしで」リース契約を解約し車を返却することが可能となっています(※2)(※3)(※4)。

そのため突然のライフスタイルの変化により車を手放したり乗り替えたりする必要が出てきた際も柔軟に対応することができるのです。

こうした特徴を生かし、車を使う期間があらかじめ決まっている場合に支払い総額を抑えることができます。

例えば車を使う期間を5年とする場合、契約期間7年で5年経過以降は解約可能な「いまのりセブン」を利用すれば、以下表の最右列の様に現金一括購入より支払い総額を抑えお得に車に乗ることが可能となります。

(※2)中古車カーリースを除きます。
(※3)返却された車に対する走行距離精算や原状回復は必要となります。
(※4)全損事故や盗難など、車が無くなってしまった場合は解約金なしでの解約とはなりません。

現金一括購入 カーリース(年額) いまのりセブンを
5年で解約する場合
176万7,800円 1年目 40万7,880円 33万3,960円
1万0,800円 2年目 40万7,880円 33万3,960円
1万0,800円 3年目 40万7,880円 33万3,960円
3万3,340円 4年目 40万7,880円 33万3,960円
1万0,800円 5年目 40万7,880円 33万3,960円
183万3,540円 合計 203万9,400円 166万9,800円

このように、ご自身の車の乗り方に応じ現金一括購入の様にお得に車に乗ることができ、非常にお選びいただきやすいカーリースプランとなっております。

お得に車に乗る方法、あります!

オリックスカーリースなら、契約開始から一定期間が経過すれば
いつでも」「解約金なしで」契約の解約が可能!
さらに、契約が満了すれば車をもらえるプランもあります!
もちろん初期費用は必要なし税金コミコミで気軽に車に乗れます!

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7.まとめ

車は購入にかかる費用が非常に高額であることや、持ち続ける上でも固定費用が発生し続けることがあるため、カーリースと現金一括購入のどちらが得かというのは人それぞれの状況によって変わってきます。
カーリースと現金一括購入それぞれのメリット・デメリットに加え、支払いがどういったタイミングで発生するかといった点も含めそれぞれの方法の差を見極めたうえで、自身の状況にあう車の持ち方を考える必要があるのです。

カーリースと現金一括購入とで検討している人にとって、本記事が車の持ち方を考えるうえでの材料になれば幸いです。

執筆者
「オリックス・カーリース・オンライン」編集部

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  • <公開日>2024年3月27日
  • <更新日>2024年3月27日