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軽自動車の人気の理由や選び方のポイント
相変わらず軽自動車がよく売れています。「いま日本で一番売れてる車」はトヨタ ヤリスではなく、実はホンダの軽乗用車「N-BOX」であるのは有名な話ですし、2023年上半期は前年よりも10%以上多い67万8967台の軽四輪乗用車が全国で販売されました。
昨今の軽自動車が人気を集めている根本的な理由は「安いから」ということでしょう。そしてそれも含めて大きく3つの理由があります。ランキング発表の前に、まずはそれら1つ1つを見ていった上で、軽自動車の選び方のポイントについても解説します。
人気の理由その1「安いから」
近年の軽乗用車は性能も装備レベルも向上したため、ひと昔前の軽自動車のように「超格安」では決してないのですが、それでも一般的な普通車と比べれば、軽乗用車の車両価格は半額から3分の2程度です。
また軽自動車には、車両価格だけでなく「維持費が安い」という側面もあります。
普通車を買うとなると排気量に応じた自動車税を2万5000~11万円の範囲で納めなければなりませんが、軽自動車であれば一律1万800円で済みます。また自動車重量税というやつも軽自動車のほうが断然安く、そのほかにかかる車検整備費用なども、一般的には軽のほうが安上がりであるケースが大半です。
人気の理由その2「それでいてけっこう高性能だから」
前述のとおり安価に買い、安価に維持できる軽自動車ですが、ふた昔前ぐらいの軽乗用車は「安いなりのモノ」でしかありませんでした。あまりしっかりとは走りませんでしたし、装備も貧弱だし――という感じだったのです。
しかし最近の軽乗用車はまったく違います。さすがに高速安定性などは普通車に敵いませんが、普通に近隣の幹線道路などを走るのであれば十分以上に安定している快適な走りが味わえますし、装備品の内容やレベルも、グレードによっては「普通車以上」だったりもします。
写真は新型ホンダ N-BOXカスタムの運転席まわり
人気の理由その3「豊富な種類のなかから趣味嗜好に合わせて選べるから」
ふた昔前は、軽乗用車といえば「軽セダンと呼ばれるベーシックなタイプか、ちょっと背が高い軽トールワゴンか」ぐらいの選択肢しかありませんでした。しかし最近は「SUVタイプ」や「軽スーパーハイトワゴン」「2シーターオープンスポーツ」等々、さまざまなボディタイプあるいはカテゴリーのなかから、自分の好みやライフスタイルに合ったものを選択できるようになっています。
そういったバリエーション豊かな商品が安価に売られていて、しかもその性能も十分なレベルに上がってきたわけですから、これはもう「人気が出ないほうが不思議」とすら言えるのです。
さまざまなタイプが豊富にラインナップされているのが最近の軽自動車。写真上はダイハツ タフトの純正アクセサリー装着車
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軽自動車の選び方のポイント
そんな今どきの軽乗用車を選ぶ際のポイントは、基本的には「自分の使用環境や使用目的に合ったモデルを選ぶ」というだけです。
最近の軽乗用車はどれも大変よくできていますので、「買ったがいいけど中身がイマイチだった……」みたいなことにはなりません。しかし、例えば自分1人で近隣での買い物を済ませるために買う軽乗用車が「ターボ付きの軽スーパーハイトワゴン」ではミスマッチというか、過剰スペックです。
また逆もしかりで、複数人のお子さんの送迎などを主たる用途と考えている人は軽スーパーハイトワゴンが何かと便利だと思うのですが、「安いから」みたいな理由で軽セダンを買ってしまうと、購入後のミスマッチに泣くことになるでしょう。
しかしそういったミスマッチが起きないよう気をつけること以外には、最近の軽乗用車を買うにあたっての“注意点”は、特にありません。
売れているのはコレ!軽自動車上半期販売台数一覧表
さて、ここまで解説してきた軽自動車の人気の理由や選び方のポイントを踏まえ、2023年上半期の軽自動車人気ランキングを見ていきましょう。
2023年上半期(1~6月)の軽乗用車販売台数ランキング上位車種は下記のとおりでした。市場全体としては「やはり軽スーパーハイトワゴンが強い」という状況が続いているようです。
順位 | 車名 | カテゴリー | 販売台数 |
---|---|---|---|
1 | ホンダ N-BOX |
スーパーハイトワゴン | 11万2248台 |
2 | ダイハツ タント |
スーパーハイトワゴン | 8万 85台 |
3 | ダイハツ ムーヴ |
トールワゴン | 6万2091台 |
4 | スズキ スペーシア |
スーパーハイトワゴン | 6万 75台 |
5 | スズキ ワゴンR |
トールワゴン | 3万8011台 |
6 | 日産 ルークス |
スーパーハイトワゴン | 3万7920台 |
7 | スズキ アルト |
セダン | 3万6681台 |
8 | スズキ ハスラー |
SUV | 3万4157台 |
※ 上記の台数は同一車名のものを合算して集計しています(タント、ムーヴ、スペーシア、アルト、ミラ)
各車種の特徴やおすすめポイントは?
それでは、2023年上半期の軽自動車人気ランキングの8車種を個別に紹介しつつ、それぞれの「おすすめポイント」も紹介いたしましょう。
第1位 ホンダ N-BOX(スーパーハイトワゴン)
★フルモデルチェンジで3代目に進化した絶対王者
初代モデルは2011年に登場し、2代目モデルは2017年に発売された軽スーパーハイトワゴンです。10月には新型(3代目)が登場したということで、2023年上半期はモデルライフの最終盤でしたが、それでも他の銘柄をぶっちぎる勢いでよく売れました。ちなみにホンダ N-BOXは今、登録車(普通車)を含めたうえで「日本で一番売れてる車」となっています。
ホンダ N-BOXがぶっちぎりの勢いで売れている理由は、まずは「そもそもデキがいいから」というのがあります。背が高く低床なパッケージングは抜群のスペース効率を発揮しますし、背は極端に高いものの、よほど無茶な運転をしなければ、走行中の安定感も十分です。
またロングストロークタイプのエンジンは、ターボ付きではなくても十分な力強さが感じられますし、インテリアデザインにも「ちょっと気が利いてる最近のおしゃれ雑貨」的な雰囲気があります。
正直、2代目のホンダ N-BOXは他社の類似モデルと比べて「桁違いに優れている」というほどではなく、売れてるから売れている(多くの人が「これが売れてる商品だから」という理由で選ぶ)というのが、馬鹿売れの真の理由であるとは思っています。
しかし2代目N-BOXがデキの良い軽スーパーハイトワゴンであったことに変わりはなく、このたび登場した新型(3代目)はさらに使い勝手が向上し、デザインセンスも格段に向上しました。そのためホンダ N-BOXは、これからもおそらくはトップの座を維持し続けるでしょうし、「選んで間違いのない選択肢」であり続けるはずです。
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第2位 ダイハツ タント(スーパーハイトワゴン)
★唯一無二の「ミラクルオープンドア」が魅力
1位となったホンダ N-BOXと同種の「軽スーパーハイトワゴン」というジャンルに属する一台で、タントの場合は車両左側のBピラー(前後のドアの間にある柱)がない(正確にはドアに内蔵されている)ミラクルオープンドアという形状を採用しているため、乗員の乗り降りや荷物の出し入れがかなり容易に行えるという美点があります。
またタントは「DNGA」という考え方に基づく新世代の車台を使っているため、タントこそが「車台の基本性能がもっとも優秀な軽スーパーハイトワゴン」といえるかもしれません。
ホンダ N-BOXの項でも述べましたが、販売台数はともかく「車そのもののデキ」は、ランキングの上位に入っている車であればどれも“大差”はありません。それは居住性や使い勝手においてもそうですし、走行性能についても同じことがいえます。
そしてダイハツ タントには「ミラクルオープンドア」という唯一無二の個性もあるため、このデザインが好みで、なおかつミラクルオープンドアに魅力を感じるのであれば、1位となったホンダ N-BOXではなく、こちらのタントを選ぶのも多いにありでしょう。またダイハツ タントには「タント ファンクロス」という、オフロード風味を強めた派生モデルもあります。そちらのデザインや風情もなかなか素敵ですので、一度チェックしてみることをおすすめします。
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第3位 ダイハツ ムーヴ(トールワゴン)
写真はダイハツ ムーヴ キャンバス ストライプス
★派生車種「ムーヴ キャンバス」がスマッシュヒット
ダイハツ ムーヴは、やや背が高い「軽トールワゴン」というジャンルに属する一台で、2023年6月に生産終了となりました。ムーヴもベーシックな軽乗用車として根強く売れてはいたのですが、ムーヴシリーズのなかでもっとも売れたのは、筆者調べでは販売の約7割を占めていた「ダイハツ ムーヴ キャンバス」という派生モデルです。
初代ムーヴ キャンバスは、スーパーハイトというほどではない「程よく背が高いボディ」にスライドドアを組み合わせるという新発想で2016年に登場し、スマッシュヒットを記録。その後を受けて2022年7月に登場したのが、現在販売されている2代目のムーヴ キャンバスです。
基本的なデザインは初代を踏襲している2代目キャンバスですが、いわゆる女性向け的であった初代と比べれば「男女兼用的デザイン」に微修正。そのうえで「背が高すぎないから邪魔にならない」「相変わらず収納が多いなど、日常の使い勝手に優れる」「相変わらずデザイン的におしゃれ」という初代の美点は踏襲し、初代以上に各部をブラッシュアップしたわけですから、よく売れるのも納得というほかありません。
初代はターボ付きエンジンのラインナップがなかったため、「軽であっても長距離ドライブに使いたい」という人のは若干不向きでしたが、2代目では一部のグレードにターボ付きエンジンを用意。釣りやキャンプなどを楽しみたいユーザーにとっても不足のない車に仕上がっています。
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第4位 スズキ スペーシア(スーパーハイトワゴン)
★スーツケースをモチーフとしたデザインの軽スーパーハイトワゴン
こちらもホンダ N-BOXと同じ「軽スーパーハイトワゴン」というカテゴリー入る一台です。繰り返しになりますが、使い勝手の良し悪しや走行安定性などについては「上位陣と大差なし。だいたい同じ!」というニュアンスですので、このデザインが好みであったり、スズキの販売店と付き合いがあるということでしたら、上位陣を差し置いてコレを選んでしまっても何ら問題はありません。
「HEARTECT」という新世代の車台が使われているため安定性などは普通に十分以上で、マイルドハイブリッド機構が付いているため、渋滞時などにガソリンの消費を抑えられるだけでなく、エンジンの再始動も静かでスムーズです。そして何より「スーツケースをモチーフにした」という上品でポップなデザインも、この車の大きな魅力でしょう。
また「スペーシアギア」というオフロード風味が強い派生モデルが選べるのもスズキ スペーシアの特徴です。水や泥などで汚れた荷物を気楽に放り込める設計になっているスペーシア ギアは、アウトドア趣味を持っている人の良き相棒となるでしょうし、ターボ付きエンジンを搭載するグレードは走りもなかなか活発です。
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第5位 スズキ ワゴンR(トールワゴン)
★便利でお手頃価格な頼れる軽トールワゴン
それまでは「やや背が低いベーシックなモデル」しか基本的にはなかった軽乗用車の世界に「背が高いトールワゴンスタイル」という新発想で殴り込み、大ヒットを記録したのが1993年登場の初代スズキ ワゴンRでした。現在販売されているのは6代目のワゴンRで、デビューは2017年です。
現在ではワゴンRなどよりもさらに背が高い「軽スーパーハイトワゴン」が人気の中心となっているため、往時と比べればいささか影が薄くなった印象もあるのがスズキ ワゴンRという車です。しかし「やたらと背が高い車は特に必要ない」という人も世の中にはいるはずですし、どうしたって車両価格が高めになることにつながってしまうスライドドアも、「自分の使い方からすると不要」という場合も多いでしょう。
そのような「大げさなスーパーハイトワゴンは不要だけど、ベーシックな軽セダンではさすがにちょっと……」というようなニュアンスで物事を考えているユーザーには、スズキ ワゴンRぐらいの軽トールワゴンが“ちょうどいい”はずです。
また通常のワゴンRのほか、ダイハツ ムーヴ キャンバスの類似車といえる「ワゴンRスマイル」という派生モデルを選ぶこともできます。こちらはワゴンRと違ってスライドドアを採用していますが、背は必要以上には高くなく、車両価格も比較的手頃ですので、やや値が張る軽スーパーハイトワゴンの対抗馬あるいはアナザーチョイスとして検討したい一台だといえるでしょう。
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第6位 日産 ルークス(スーパーハイトワゴン)
★マイナーチェンジで顔つきを一新
日産 ルークスは、ホンダ N-BOXなどと同じ「軽スーパーハイトワゴン」というジャンルに属する一台。現行型は2020年2月に登場し、2023年4月にデザインを刷新するとともに装備内容を拡充するマイナーチェンジが行われました。
マイナーチェンジでフロントマスクは全体的にやや精悍なイメージとなり、特に「ハイウェイスター」という上級のスポーティなシリーズは、新型日産セレナのフロントマスクによく似た「精悍なれどおしゃれな顔立ち」に変わっています。
何度も繰り返しになってしまい恐縮ですが、第6位となった日産 ルークスも、諸性能に関しては他車の売れ筋軽スーパーハイトワゴンと大差はありません。ルークスも新世代の車台を使用する優秀な一台ですし、日産自慢の運転支援システム「プロパイロット」が付いているグレードを選ぶこともできます。マイナーチェンジで顔つきがぐっと良くなったこともあり、「日産のブランドイメージ」または「ルークスのデザイン」がお好きであれば、間違いなくおすすめできる軽スーパーハイトワゴンです。
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第7位 スズキ アルト(セダン)
★なんとも経済的なベーシック軽
スズキ アルトは、一般的には「軽セダン」と呼ばれるタイプのベーシックな軽乗用車。その初代モデルは1979年(昭和54年)に発売されたという、歴史のあるブランドです。
現在販売されているスズキ アルトは、2021年12月に発売となった9代目。デザインは内外装ともに「気軽」「安心」「愛着」がコンセプトで、角のない2ボックスのスタイルと、丸みを帯びたスクエアな意匠のモチーフが特徴的です。カラーバリエーションは一般的な色味のほか、4種類の「ホワイト2トーンルーフ仕様」が選べるのもちょっとうれしいポイントです。
なるべくベーシックで、なるべく経済的で……ということを重視しているタイプのモデルであるため、走りや豪華装備がどうのこうのという類の車ではありません。しかし、最新世代のエンジンとISG(モーター機能付き発電機)およびリチウムイオンバッテリーからなるマイルドハイブリッド機構の採用により、FF車の場合で燃費が27.7km/Lとなる経済性は魅力的ですし、ステレオカメラ方式の自動緊急ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」や誤発進抑制制御機能、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能などは全車標準装備です。
ゴージャスな軽スーパーハイトワゴンの上級グレードなどと比べれば当然ながら劣る部分はあります。しかし「とにかく経済的な、しかし頼りになる“足”が欲しい」と考えている人には、軽スーパーハイトワゴンよりもむしろスズキ アルトのほうが適しているでしょう。
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第8位 スズキ ハスラー(SUV)
★「軽SUVクロスオーバー」というジャンルを作り上げた一台
軽自動車の世界に「クロスオーバーSUV」という概念を持ち込んだ一台で、初代モデルは2014年に登場して大ヒットを記録。その後を受けた「キープコンセプトのフルモデルチェンジ」によって誕生したのが2代目(現行型)スズキ ハスラーです。
2代目は新世代プラットフォームの採用とボディ形状の変化に伴ってパッケージングも改善され、前後席間の距離が従来型比で35mm広がるとともに、前席の左右乗員間距離や頭上スペースなども拡大。つまり全方位的にゆとりが感じられる空間になっています。
機能性や利便性については、後席は荷室側からもスライドや格納が可能となり、フロア下に設けられた樹脂製の「ラゲッジアンダーボックス」もアウトドアで威力を発揮します。
2022年5月には仕様変更が行われ、それまでは一部のグレードのみに設定されていた全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線逸脱抑制機能が全車標準装備となり、全方位モニター付きメモリーナビゲーション装着車には、狭い道ですれ違う際の接触防止をサポートする「すれ違い支援機能」も採用。
スズキ ジムニーのような「どんな荒れ地でも走破できる」というタイプの車ではありませんが、「程よいアウトドアを程よく楽しみたい」という現代人には、そのデザインの素敵さも相まって「最適な選択肢のひとつ」だといっていいでしょう。
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下半期の注目はN-BOXとデリカミニ
2023年上半期はある意味順当なランキングとなった軽乗用車ですが、下半期(7~12月)は新型ホンダ N-BOXと三菱 デリカミニが旋風を巻き起こすと予想されます。
ホンダ 新型N-BOX
モデル末期であっても「日本で一番売れてる車」であり続けたホンダ N-BOXが、より機能的で、より素敵なデザインに生まれ変わったわけですから、その売れ行きは相当なモノになることは間違いありません。
2023年10月5日に発表された新型ホンダ N-BOX
新型ホンダ N-BOXは2023年8月7日から先行受注が始まりましたが、あまりにも受注数が多く、一時受注停止になったほどです。
そんな新型N-BOXのデリバリーが始まれば、超ぶっちぎりのランキング1位となるのは目に見えています。しかし先行予約をした人であっても、実際に納車されるのは12月ぐらいになる見通しです。そのため、新型N-BOXの販売台数が本当の意味でランキングに反映されてくるのは2024年上半期なのかもしれません。
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三菱 デリカミニ
そしてもうひとつの台風の目は三菱 デリカミニです。こちらもそのデザインが公開されるやいなや人気に火がつき、7月24日時点での累計受注数は2万台を超えています。
こちらが三菱 デリカミニ。今、大人気の軽乗用車だ
5月25日に正式発売となった三菱 デリカ ミニのデリバリーが始まったのが8月頃で、デリカミニ/eKシリーズの販売台数は、今年4月時点では1087台でしかなかったのですが、8月にはそれが3593台まで増えています。
生産能力との兼ね合いもありますが。デリバリーがより本格化していくはずの2023年下半期、三菱 デリカミニが販売台数ランキングのどのあたりまで食い込んでくるのか、楽しみに注視していきたいと思います。
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まとめ
2023年上半期の軽自動車の販売台数ランキングや人気の理由について解説してまいりました。
記事の前半で触れたように、軽自動車は「スーパーハイトワゴン」「トールワゴン」「セダン」「SUV」などさまざまなカテゴリーが存在します。
そのため、自分の好みやライフスタイルに合ったモデルを選ぶことができるという魅力的なボディタイプとなっています。
今回のランキングからは惜しくも漏れた車種の中にも魅力のある車種がたくさんありますが、本記事を参考にしていただきながら車選びを楽しんでいただけたらと思っております。
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執筆者
伊達軍曹 - 外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。自動車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。以来、有名メディア多数で新車および中古車の取材記事を執筆している。愛猫家。
- <公開日>2023年12月25日
- <更新日>2023年12月25日