カーリースに向いている人ってどんな人？ おすすめのケースを解説！

カーリースのしくみ

カーリースに向いている人やそうでない人について解説するにあたって、まずはカーリースがどういうサービスなのか、現金購入やローンといった今までの車の持ち方とは何が違うのかについて解説していきます。

カーリースとは

カーリースは、ご希望の車やオプション装備、契約期間を契約者が設定し、その車をリース会社が契約者に代わって自動車ディーラーから購入し、あらかじめ設定した契約期間、月々定額のリース料で契約者へ車を貸し出す、というしくみになっています。

月々定額のリース料には、車の本体価格やオプション装備の価格をはじめとした購入時の費用に加え、契約期間中の税金などの各種固定費用も含まれています。
また、リース料に含まれる車両本体価格は、はじめに設定した契約期間に応じ契約満了後の車両返却時に残っていると想定される車の想定市場価値（残存価格）を差し引いた状態で含めています。
そのため、契約満了後は車をリース会社へ返却する必要があります。

今までの車のもちかたとの違い

カーリースに向いている人とは

上記で述べたように、そのしくみ上カーリースは今までの車の持ちかたとは大きく異なる点があり、車の使い方にも影響するような独特なメリットやデメリットが存在します。

では、そんな独特なメリットやデメリットを持つカーリースをうまく利用できる「カーリースに向いている人」とは、いったいどのような人なのか、おすすめのケースについても解説します。

初期費用を抑えたい人

マイカーが欲しいけれど初期費用を抑えたいという人は、カーリースに向いていると考えられます。
車は非常に価格が高く、それに加え購入の際は登録・納車時にかかる各種税金や手数料なども必要となるため、一度に数百万もの出費となります。
ローンを組むというのも良い選択肢ですが、購入金額の何割かを頭金として初めに支払うことが必要になることもあり（一般的には2～3割程度と言われている）、その場合は現金購入ほどではないにせよまとまった初期費用が必要となります。
しかし、カーリースであれば購入時の費用は全て月々のリース料に含まれ、頭金の設定は必須ではないため、車を手に入れる時のまとまった費用の用意は必要ありません。
数百万の購入費用を用意することが難しいケースや、相応の貯金があっても今後のライフスタイルを考えると簡単に切り崩したくはないというケースではおすすめです。

車の維持に関する費用を一定にしたい人

車を手に入れた後に定期的に発生する税金などの出費をなくしたい人も、カーリースに向いていると考えられます。
車は購入時だけでなく、購入後もさまざまな費用がかかります。例えば毎年納付が必要な自動車税や、車検の際に納付が必要な自動車重量税、自賠責保険料などは定期的に必ず発生する固定の維持費であり、これらは車の所有者へ請求されるものであるため、現金購入やローンの場合は都度自分で費用を用意し支払い手続きを行う必要があります。
その他にも金額や発生頻度が流動的な費用として、車検や法定点検の費用、各種メンテナンスの費用もあります
しかしカーリースであれば、契約期間中に固定で発生する各種税金や自賠責保険料も月々のリース料に含まれているため、都度費用を用意する必要がなくなります。また、毎年の自動車税の支払い手続きは車の所有者であるリース会社が行うため、面倒な手続きもなくすことができるのです。
車の維持に関する突発的な出費による家計の圧迫を避けたいケースでは、家計の管理が断然行いやすくなるカーリースはおすすめです。また、これらの費用の支払い手続きが面倒という人にもおすすめできます。

車の購入の手続きが面倒だと感じる人

車の購入にあたり、ディーラーへ何度も足を運んでの手続きが面倒だと感じる人にも、カーリースは向いているということができます。
車を購入する際、一度ディーラーを訪問しそこで全てが完結する事はあまりありません。
欲しい車に実際に試乗をしたり、車のグレードやオプションを相談しながら見積を作ったり、人によってはそこから値引き交渉をしたり、その後の購入契約や納車などで何度もディーラーへ足を運ぶ必要があります。これはローンを組む場合も変わりません。
カーリースの場合、車の購入はリース会社が行うことになります。そのため、上記の工程の多くでディーラーがリース会社に置き換わりますが、いまは多くのリース会社が電話やインターネット、書面などを用いることでお客様が自宅にいながら手続きの多くを完結できる仕組みを整えており、都度足を運ぶことがなくなり手続きが格段に楽になります。また、納車についても、ディーラーが自宅へ車を持ってきてくれることが多いため、面倒な手続きを行うことなく車を使い始めることができます。
手続きの面倒さの面以外にも、何度もディーラーを訪問する時間を確保する事が難しいケースにおいても、カーリースはおすすめです。
さらに車の値引き額についても、一般的に個人がディーラーへ交渉した場合よりも良い条件を引き出せることが多いため、購入手続きと一緒に費用も削減することができます。

数年ごとに車を乗り替えたい人

「ライフステージの変化に合わせて車を乗り替えたい」「常に最新の車に乗っていたいので、数年ごとに乗り替えたい」と考える人も、カーリースに向いています。
現金購入やローンで手に入れた車でももちろん乗り換えは可能ですが、車の売却には手間がかかりますし、車を買い替えるたびに新しい車の方でまとまった費用が発生してしまいます。
しかしカーリースであれば、契約期間が終わって車を乗り換えたいとなったら今の車はリース会社へ返却するだけなので手間はかからず、乗り換える車もカーリースにすればまとまった費用もかかりません。
例えば、お子様のご誕生を機に自分たちの車が欲しいという場合に数年間のカーリースで車を手に入れ、契約が満了したらその時のお子様のご成長や2人目のお子様のご誕生などライフスタイルの変化に合わせた車に乗り換える、といったことも可能です。
今後ライフスタイルが大きく変わりそうなケースでは、カーリースはとくにおすすめと言えます。
また、敢えて短い年数でのカーリースを繰り返すことにより。短いサイクルで色々な車に乗るということも可能になるため、こういったケースでもカーリースはおすすめです。

一方で、カーリースに向いていない人とは

次に、カーリースが持つ特徴がデメリットに感じられてしまう「カーリースに向いていない人」について解説します。

車を所有したい人

リース会社の車を借りて使用するしくみであるカーリースでは、契約が満了したら車はリース会社へ返却しなくてはなりません。
それを理解して契約しても、その車はご自分が選んだ好きな車なので、乗り続けていくうちに愛着がわいてくることは十分に考えられます。しかし、例え愛着がわいてきたので自分のものにしたいと思っても、契約が満了したらその車は手放さなければなりません。
なので、車をあくまでも自分のものにしたいと考える人にとってはカーリースのしくみ自体がデメリットになってしまい、カーリースに向いていないということになります。

走行距離が多い人

カーリースには、基本的に月間あるいは年間の単位での走行距離の基準が設けられています。契約満了後に返却される車の価値を担保するということが理由となります。
走行距離の確認はリース契約満了による車の返却時に行われ、その時点での走行距離が「基準走行距離×契約期間」を上回った場合に距離超過による料金の請求が行われます。
各サービスによって基準走行距離の設定値は異なりますが、日常的に車を使い走行距離が多くなるという人は契約満了時に走行距離の超過による料金を請求される可能性が高くなります。そうでない場合においても、走行距離を気にしながら車を使い続けることで自分の車なのに思い通りに走ることができないという事につながり、精神的にも負担に感じてしまいます。
一概には言い切れないものの、毎日の通勤で長い距離を走り続ける人にとってはカーリースが不向きであるということになります。

車を自分好みにカスタマイズしたい人

カーリースは契約満了時に車を返却する必要がありますが、そのまま返せば良いのではなく必ず車の原状回復をする必要があります。
車のドレスアップやカスタマイズは、程度によるもののリース契約満了後の原状回復が難しいもののもあり、場合によっては車の価値を損ねてしまうこともあります。
一般的には車検を通過する範囲のカスタマイズというのが原状回復できるか否かの一つの境界線にはなりますが、自分の車だから自由にドレスアップやカスタマイズを楽しみたいという人にとっては、車が自分のものにならないことに加え原状回復の必要性がデメリットになってしまい、カーリースに向いていないということになってしまいます。

カーリースに向いていないと思っても検討して欲しいサービス

現金購入やローンとは違うしくみを持つサービスなので、自分の車として契約するのに最終的には自分のものにならず、走行距離やカスタマイズに気を遣う必要があるために自分の車として自由に使うことができない、というデメリットが目立ってしまい「自分はカーリースには向かない」と考えるかもしれません。

そう思ってもぜひ検討していただきたいのが、オリックスのマイカーリースです。

オリックスのマイカーリースは、上記のような「自分はカーリースには向かない」と考えてしまいがちなデメリットを解消するため、契約満了後に車をそのまま自分のものにすることが可能になっています（5年契約の「いまのりくん」や、電気自動車（EV）のマイカーリースのみ対象外となります）。
これにより、「最終的には車が自分のものにならない」というデメリットの解消ができ、満了後に車を自分のものにすることにより車の返却時に発生する走行距離の確認や原状回復といったことを避けることもできます。
そのため、走行距離やカスタマイズの制限を気にすることなく、自分の車として自由に使うことができるので、カーリースに向いていないと思ってもお選びいただけるようなサービスになっています。

また、契約途中での解約ができないというデメリットにも対応する為、契約開始から一定期間が経ったら「いつでも」「解約金なしで」解約することができるようにしています。（電気自動車（EV）や中古車のマイカーリースを除きます）。
突然の状況変化にも柔軟に対応できるので安心してお選びいただくことができますし、解約後は別の車で新たにカーリースをお申し込みすることも可能なので、常に新しい車に乗りたいという人にはより選びやすくなっています。

さらに、期間中のメンテナンスに関する出費を少しでも和らげより安心して車をお使いいただけるように、リース期間中の車検や半年ごとのオイル交換をオリックスの提携工場にて無料で行えるクーポンを、新車マイカーリースのご契約特典として用意しています（電気自動車（EV）や中古車のマイカーリースはクーポンの対象外となります。また、クーポンをご利用いただく工場は、ご契約者様のご自宅から最も近い提携工場を1ケ所指定させていただきます）。

なお、車検無料クーポンで無料となるサービス内容や、ご契約者様のご負担となるサービス内容は以下のとおりです。

●車検無料クーポンで無料となるサービス内容
・基本点検整備費用（総合検査料・代行料・印紙代）
・エンジンオイル・オイルエレメント交換
・タイヤローテーション
・バッテリー液・ウォッシャー液補充
・ブレーキオイル交換
・ロングライフクーラント交換

●お客様負担となる内容
・タイヤ交換・バッテリー交換など無料となるサービスに含まれない部品代金・交換工賃
・代車
・鈑金修理

まとめ

カーリースは、今までの現金購入やローンとはしくみが異なるため、向き不向きが強く出てきます。マイカーを持つときにカーリースをご検討する際には、サービスのしくみや他の選択肢との違いを理解し、カーリースが自分にあっているかをよく検討することが必要となってきます。
本記事がカーリースを検討する上での材料になったならば、そして、カーリースをお選びいただけるきっかけとなったならば幸いです。